Ram君と伍さんが博士後期および前期課程を修了しました
国費留学大学院生のRamachandran Prakasam君が博士後期課程を修了し、2014年3月17日に医工学博士が授与されました。博士論文題目は、「恒温動物の熱ショック応答と炎症性遺伝子発現を関連づける分子機構の解明」です。Ram君は、哺乳類とは異なり、鳥類では発熱がさらに体温上昇を増幅する仕組みを明らかにしました。恒温動物の体温調節の進化を考察する上で今後益々重要となる知見です。来年度からイタリアの大学で、ポスドクとして研究者としてのキャリアをスタートさせます。
伍方緒さんも博士前期課程を修了し、2014年3月20日に医工学修士が授与されました。修士論文題目は、「HSF3遺伝子の機能と進化」です。伍さんは、特定の種に特異的であると考えられていた熱ストレス応答の調節因子が、種を超えて普遍的であることを初めて突き止め、熱ショック応答の研究に新たな方向性を示しました。